美しく生きる道

らしいいき方を伝えて約20年。美しいか否かを考えて生きると自分の道を歩めると感じ、それを美生道と名付けました。

富山でグリーフケアのお話をしました。

グリサポとやまというグリーフ(喪失の悲嘆その反応)をサポートしている団体があります。

代表の方が以前 私の講座を受講してくれた流れで、グリーフのことを話して欲しいと依頼されました。

石川県で石川グリーフケアの会としてグリーフケアの活動ししている私。
グリーフを伝えたい、知ってもらいたいという思いがあるので、即答でお答えしました。

日本グリーフ専門士協会のトレーナーとして講座を行ってきたのですが、コロナ禍でリアルに講演をするのは久しぶりとなります。

オンラインで話すことになれているとの、パワーポイントをスクリーンを使って話すことが3年ほどなかったので、けっこう対策に時間をかけました。

当日、思いは学び場でもあるけど、癒しの場でもありたい。でした。
通常は3時間はかかる講座を1時間半~40分に要点をまとめ、その中に短時間でもと語り合いの場を作りました。

グリーフケアカフェやカウンセリングの経験と思いはあるので、そんな話が次から次へと出てきて、あっという間の2時間弱でした。

感想を聴く時間が無かったのですが、終わってから参加者が来てくださって、思いや感想を伝えてくれたのが、とても嬉しかった。

・参加してよかった!
・お話を聴いて、自分があの時あのようになったのはグリーフがあったからだと納得でき、気持ちが楽になりました。
・いろんな講座を受けてきたのですが、私が求めていたのはこのような講座でした。
・今の自分がいるのは、あの部分だと理解でき、これからの不安があったのですが、気持ちが楽になりました。
・先生の経験を聴かせていただき、自分の人生もグリーフの連続だと思いました。
・今日のお話を聞いて、自分に出来ることは何かを考えました。
・人生はグリーフの連続という言葉が腑に落ちました。

など、アンケートが無くても感想が聞けて、とても嬉しかったです。




ある方がFacebookでこのイベントを前日に案内したら、何人かから
「え~あみさん(私のニックネーム)のお話聞きたかったです。とコメントがありました。

そういえば富山にたくさんの知り合いがいる。
講演をうまくすることに気持ちが入りすぎて、案内することを忘れていた。

その方たちにも聞いて欲しかったな~
リベンジの機会が欲しい~と思ったのでした。

講演を行っての私の感想は、一言で言うと「やはりこの分野は生きていくために大切」ということ。
この分野は辛さやしんどさを感じやすく難しいとか特別なものと思っている方が多いのですが、人生はグリーフの連続で身近なものなのです。

どのようなもので、どうしていけばいいのかを
知っていることで生きづらさが減ると思います。

今回は宗教者の方や経営の方たちが集まる会に属されている方もいらっしゃってました。
いろんな繋がりの方に、グリーフというものを伝えていただき、私たち(グリーフ専門士)が実現したい「哀しみが打ち明けやすい温かい社会」 に繋がっていけばいいな~と思うのでした。

ありがたい時間でした。
グリサポとやまの方々、ありがとうございます。

追記
会場にグリーフに関する本を持っていきました。
ご関心がある方は、お読みいただければとご案内します。

 

喪失と悲嘆の心理臨床学: 様態モデルとモーニングワーク

家族を亡くしたあなたに―死別の悲しみを癒すアドバイスブック (ちくま文庫)